たらの天ぷら

昨日はつまがほか弁を買ってくれた。


今日はちゃんとレシピを調べてから買い物に行った。まず、わかめのガーリック炒めを作ると決める。次にメインだが、和食よりにしたいなと思い、魚にする。魚も塩鮭とか塩さばとかさんまとか、最近わりと食べている魚は避けたいと思う。白身魚で検索した結果、白身魚のフライにする。和食よりにしたいと言っておきながらこれが洋食よりのものだった。気にしないことにした。何より、挑戦したことのない天ぷらに挑戦してみたかった。


あと一品は前に買った3パック80円くらいの充填豆腐で冷奴にした。


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ワインビネガーとレモン汁を合わせたタレにつけて食べるのだが、これがあまりおいしくない。普通に塩とかしょうゆで食べた方がおいしいと思う。ワインビネガーって何かわからなかったけど、要するにワインで作ったお酢のことらしい。


わかめのガーリック炒めは、ツナの塩味がきいておいしいんだけど、レシピとしては中途半端な感じがする。レシピの中途半端さをオリーブオイルとにんにくでごまかそうとしている感じ。ごまかそうとしたものの、かえって中途半端さが際立ってしまったような感じがする。好き勝手言っているなあ。


しかし、こういう感覚はどこから来るのだろう。どっかで「素人バカにすんな」みたいな気持ちがあるんだろうか。料理なんてできないから、レシピに従って作るというちょっと面倒なことをしている。レシピに頼らざるをえない。そうして作ってみて「これってレシピ作るほどの料理か?」と思えるとだまされた気持ちになる。


今回ので言うと、「わかめ切ってツナを混ぜて塩こしょうで炒めるだけじゃねーか!」と思う。レシピ考案者も「これじゃあまりにもそのまんま過ぎるなー」と思って、オリーブオイルとにんにくを材料に足したのではないか。


うーん、考えてみると逆の場合もあるかもしれない。妙に手のこんだレシピがある。「この料理だけのためにそんなマイナーな食材買えるか」と文句を言いたくなるようなレシピ。「そんな細かいことしてられるか」と文句を言いたくなるようなレシピ。そのようなレシピは「このレシピ、○○を××しただけじゃねーか!」という批判を避けるためにひと手間ふた手間わざと加えてあるのではないか。そして、結果として手を出しづらい難解なレシピになってしまい、ビギナーに「料理ってやっぱり難しそう/面倒くさそう」と思われ、料理そのものを敬遠させる原因になっているのではないだろうか。


とかいっておきながら、お手軽レシピだったらお手軽レシピで文句ばっかり言う輩もいるわけだから、バランスが難しい。