カレー
きちんと料理をする気力無し。
月に一度や二度はカレーの日があってもいいはず。カレーは持続的な自炊生活を送るうえでのパーキングエリアのような存在。
だから、もし僕の自炊の負担を軽くしてくれるのなら、代わりに料理してくれるときにカレーはやめてくれ。
ルーは一番高いやつを使った。
何の勘を働かせたのか、つまが子どものためにカレーの王子様を買ってきたので、子どものぶんを別に作らねばならなかった。この辺りで苛つく辺り、僕はもう相当きてるなあと思う。カレーの王子様は二皿分が4袋入っている。僕が子どもの頃にもカレーの王子様で母がカレーを作ってくれていたはずだが、そのころからカレーの王子様は個包装の顆粒だったんだろうか。懐かしさを覚えるとともに、消費社会に世代一回り取り囲まれている自分を発見する。
高いカレー粉はおいしいかどうかはともかく、味は普段のと違った。