手羽元
クックパッドのメールマガジンをとっている。毎日おすすめレシピを送ってくるので、参考にしようかなと思って登録したのだが、今日までまったく参考にしないできた。毎朝メールチェックをして、一件だけメールがあると「ああ、クックパッドのメールマガジンか」と思う程度だった。
これではせっかくのおすすめレシピが全然意味ない。とにかく一回でもこのメールマガジンを役立てた履歴を作っておかないと、毎日の献立をうまく整えるエートスも身につかないだろう。
で、今日見てみると、手羽元を甘辛く煮た料理が紹介されていた。手羽元というのは普段使わない材料だし、最近鶏肉もないので覚えておいたもいいかなという感じだった。
昼過ぎに出かけて、帰りに商店街の八百屋と肉屋に寄って材料を仕入れた。
本当はサラダ菜みたいなのが欲しかったのだがなかったので仕方なく菊菜を買った。もやしのおひたしを作りたいのでもやしも買う。本当はしめじか何かも欲しかったのだが、その八百屋には売っていなかった。手羽元は6本で540円。グラム90円ちょっとだったので、一本100グラムくらいということか。
昨日のかぼちゃの残りはサラダにしようと考えていた。菊菜を炒めて手羽元に添えるつもりだったが、さっと茹でてかぼちゃといっしょにサラダにすることにした。
「テリテリ♡やわらか〜い鶏肉の甘辛酢煮☆」
色が濃くなり過ぎたのは調味料の入れ過ぎだ。6本に対し、7〜8本分の分量そのまま入れてしまった。
実は、手羽元6本540円というのがちょっと高く感じて、「きっと今日買った手羽元はレシピにある手羽元より大きめに違いない。だから調味料の分量はそのままでちょうどいいくらいだ」と思い込もうとしたために、このような失敗を招いたのである。料理の失敗は変なこと考えて起こる。人は変なこと考えてしまう生き物。あと、煮込み過ぎたせいだろう、肉が固いのが惜しい。これは手羽元でなくともおいしそう。
かぼちゃと菊菜のサラダは取り合わせとして全然ダメだと思った。お互いに味を殺し合っているかのようなダメっぷり(それぞれはおいしいのに……)。
もやしのおひたしはおいしかった。塩を入れたお湯でさっと茹でて、醤油と青ねぎをかけて食べただけだけど、これはおいしい。塩茹でするともやしのクセがなくなると本に書いてあった。ラーメン屋のラーメンにのっているもやしと同じ味がする。あのラーメンのもやしの味はラーメンのスープの味だと思っていたが、塩で下茹でしていたからなんだなあ。塩茹でするだけでもやしがこんなにおいしくなるというのは嬉しい発見だった。これからもどんどんもやしは塩茹でしていきたい。
おいしいごはんが作れて満足だ!