今日は京都の山奥でおこもり修行の日だった。17時ギリギリまでかかるかと思っていたが、15時前には終わったので驚いた。いつもより1時間早く家を出たせいもあるだろう。


電車を乗り継いで家に帰る。商店街に近いほうの駅で降りる。何を作るかは考えず、とりあえず食材を買ってみる。


ここ数日、いきあたりばったりにメニューを決めていると感じていた。材料があればなんとかなるような気がしている。そこで、何日分か一度に買い込んでおくことができないかと思う。


今日の買い物は、まず、豆腐屋で厚揚げ(55円×2)、田舎うす揚げ(140円)、ごま豆腐(160円)の計410円。何か無いかなーと見ていたら、漬物屋があったので、試しに白菜の浅漬け(150円)を買ってみた。八百屋では、じゃがいも(100円)、にんじん(2本100円)、トマト(120円×2)、小松菜(二束160円)、ゴーヤ(60円)で、計670円のところを650円に負けてもらう。最後に、鳥肉屋でささみ(100グラム115円)、むね肉(100グラム130円)を100グラムずつ、計245円ほど購入した。合計1455円か。


帰宅してレシピを検索する。カボチャのチーズ焼きを作ることは決めていた。ささみかむね肉かでメインの料理を作ろうと探したのだが、なかなか作れそうなものがない。やっぱり買った後でレシピを漁るのはしんどいなあと少し後悔する。料理の本をめくって、ささみのくず打ち刺身風味というのを作ることにする。メインっぽくはないが、これくらいしかなさそうだ。そもそも、ささみとかむね肉はメインに向かない気もする。付け合せのラディッシュときゅうりなんてないので、大根とトマトで代用することにする。小松菜をどうしようかと思ってレシピを検索していると、みそ汁が目に留まった。変におひたしとか作るより、たまにみそ汁をちゃんと作ってもいいかと思う。


カボチャのチーズ焼きにのせるはずのチーズが腐っていたので、マヨネーズでごまかした。



レシピどおりに作ったのだが、カボチャが全然焼けている感じがしない。かじってみると、厚い所は固い。仕方ないのでラップに包んで電子レンジにかけた。日本かぼちゃだったのがまずかったのだろうか。もっと細かく切って小分けにするべきだったのかもしれない。


ささみのくず打ち刺身風味は、妥協しつつ作った割りにおいしかった。くず打ちとあるが、片栗粉を使ってある。そぎ切りしたささみに片栗粉をまぶし、熱湯で少し茹でる。すぐに氷水で冷やすと、身の回りに片栗粉がゼリー状の膜を作る。冷やして食べると、夏らしい一品になる。考えた人は偉いなあ。水饅頭とかもこういうふうにして作るのだろうか。


昨日のピーナッツ豆腐に味をしめてごま豆腐を買ってみたのだが、二日連続はちょっと駄目だった。


白菜の浅漬けは甘すぎた。しかも、彼女は漬物が駄目らしい。この人は結構好き嫌いがある。


材料を買いためておけば楽ができるかと思ったが、僕の現在の実力ではかえってしんどい。また、作りたいと思った料理を作り上げる楽しみが削がれるので、なるべくレシピを先にチェックしたい。