むー、ロマンチックアプリケーション【エスノグラフィー】というのもあるなと思った。
ロマンチックが邪魔をする。ロマンチックは何も見えなくする。恋はブラインド。
一つずつロマンチックに気付き、アンインストールすると論文が少し展開する。
アンインストールするためには、それがロマンチックだということに気付かなければならない。そもそもそんなアプリケーションをインストールしたことさえ忘れている。これはアプリケーションというよりウィルスかもしれない。
しかしロマンチックをウィルスというなんて野暮である(←それがロマンチック)。
ひとの論文を読んでみてもその筆者のロマンチックが残っている。業界の人がこぞってインストールしてしまっているロマンチックもある。
憧れているだけでは前に進めない。いつか憧れを自分の中に消化してしまわなければならない時が来る。憧れてポーッとしたままでいたらいいかげんに「バカ」だと言われる。自分に欠けているものを一時的に補ってくれるのがロマンチックで、いつかはその欠落部分を自前のものにしなくちゃならないのだ。
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ファミレスで論文を読みながらストーリーを考えた。何かしょぼい。