ひろうこんぱい

自宅での子育てが始まって4日目で、聞いていたより大変でもないのかなあと思っていたら、結構大変な気がしてきたのは、気づいたら疲れてしんどい自分がいたからだ。


疲れてしんどいのに、疲れてしんどいからこそうまいものを作って食わないと報われないと思った。もはやうまい料理を作って食うしか僕の楽しみはないのかもしれないなどと思う。


というわけで、今日もまた炊き込みご飯用土鍋を使って炊き込みご飯を作った。ちょうど鮭の切り身を買い置きしていたので、ごぼうと人参、大根を具にして炊き込みご飯を作った。


問題はおかずを何にするかということだ。魚の炊き込みご飯にする以上、おかずも魚というわけにはいかない。そういえば厚揚げが凍らしてあったと思い出し、厚揚げを使って作れるものを検索した。厚揚げにチーズを載せてベーコンを巻いてトースターで焼くやつがうまそうだったので、これを作ろうと決める(和洋がごっちゃだなあとは思ったが)。


何かおひたしを作ろうと思う。昨日買った謎の野菜・エンサイがある。ごま油と合うようなことが買ったときのパッケージに書いてあった。調味料をどうしようかと思ったのだが、だし汁、しょうゆ、ごま油を適当に混ぜた。舐めてみて、酸味が欲しいなと思って酢を足してみたが今ひとつだったので、梅肉を潰して入れた。


あとは味噌汁と昨日の残り。味噌汁は昨日から翌日の朝食のぶんまで作ることにした(朝はインスタント味噌汁で済ましていたのだが、彼女がインスタントを飲みたがらないため。2杯分作るも4杯分作るも一緒だし、ちゃんと朝ごはんを食べるのなら作っておいてもよいと思った)。



炊き込みご飯は、調味料の配分など、あまりくわしくないので、味付けはこないだの鯛めしと同じにした。具は違っても味が同じだとちょっと飽きる感じがする。もうちょっと器用になりたい。


おひたしはおいしかった。梅肉を入れるというのは前にレシピどおりに作ったおひたしで知っていたからだ。料理を作るには、自分が「こういう味を舌に与えたい」という欲求がキャッチできるようになり、その味がどういうものから得られるのかがわからなければならない。このどちらが欠けてもいけない。……というより、この二つは同時に訪れるものだと思う。


厚揚げのやつも多分うまいのだろうが、厚揚げ自体が傷んでいたようで、ちょっと残念な味がした。再チャレンジしたい。

  • 追記

厚揚げのやつだが、汁気の中に臭みがあるように感じたので、お皿にキッチンペーパーをしいてその上に載せて保存しておいた。翌朝、レンジで加熱して食べたら臭みは気にならなくなっていた(2008年7月30日)。