マレリーの靴

こないだの現場でmarelliとかいうメーカーの靴が出てきた。「これは高い靴だ。いい靴だ。君にあげよう」と欲しそうな顔もしてないのに押しつけられた。その日はわざとスルーして持って返らなかったのだが、今日、改めて渡された。


靴の底に書いてあるロゴがmareffiに読めて、最初mareffiで検索したらほとんどヒットしなくて、「なんだよサーチエンジンにもかからんような靴じゃねえか」と思った。


よーく見るとfの横棒がないので、ひょっとするとこれはlかと思い、marelliで検索したらたくさんヒットした。


イタリアのブランドで、確かに高い靴らしい。安いものでも2万以上はしそうだ。しかし、あまりありがたい感じもしない。


デザイン的にはまあ普段履きでいけないこともないかと納得できないこともない。これがもっとわかりやすいブランド、例えばポールスミスとかメンズビギとか*1だったら、少々変なデザインでもありがたがると思う。しかし、マレリーである。マロニーみたいだ。


これがリーガルでもきっと僕はうれしくないだろう。


社長は、自分は要らないくせに、なんとなく惜しいから押しつけたのだ。


しかし、やっかいなのは、こうしておしつけられると、なんとなく惜しいような気がしてきてしまうところだ。

*1:靴のメーカーではないが。