強風と走行距離とボディ磨き

12月22日はまれに見る降雪だった。大粒の雪が降り注ぎ、視界は遮られ、顔に当たる雪が痛い。しかし、ごくごくたまにしか降らない雪は楽しいものである。それに積もるほどは降らないのだ。とはいえ、チョイノリで出かけるのはためらわれた。路面凍結でスリップするのは怖かった。


この日は雪もさることながら、この前後の日も含めて強風が凄まじかった。外出してチョイノリを見るとスタンドが外れて思い切り倒れていた。周りの自転車も軒並み倒れている。強風で倒れる原付はチョイノリくらいのものである。この前の日ちょうど僕はフューエルコックをオフにするのを忘れていたことを思い出す。恐る恐るチョイノリを起こすと案の定、ドレンパイプからガソリンが漏れていてめまいがする。昨日いれたばかりのガソリンなのに!(しかもこういう時に限ってハイオクを入れていた)。


チョイノリが倒れると発生する悲惨事に、ガソリン漏れともう一つ、ブレーキレバーがねじれることがある。軽いバイクのくせに、軽いから倒れるくせに、倒れた衝撃でハンドルを支点にブレーキレバー一式がぐるっと回ってしまっている。ドライバーでネジを緩めて元のいちに戻して固定すれば済む話なのだが、言いようのない無力感が背後からしのびよる。ガレージのあるお家に住めるようになりたい。




走行距離4000キロの写真を撮るのを忘れていた。大体500キロごとにエンジンオイルを交換しているので、「そろそろオイル換えないとなあ」と考えながら距離計を見ていたのに、もうすぐ4000キロだということはみじんも意識しなかった。走行距離のキリ番ゲットに無関心になっている自分を発見して戸惑いと不安を覚えた。




あと、結構よごれているのでボディを拭いてやらないとなあと思いつつ思いつつ拭いていない。いつも100円ショップで売っている車用のウェットティッシュみたいのを使っている。しかし、そろそろ一度マジックリンを使って徹底的にきれいに磨いてやろうと思う。思うがゆえに、普段の手入れをしていない。本末転倒な自分を発見して戸惑いと不安を覚えた。




あと、内燃機関ノートの内容としては関係ないが、最近カルチュラルハウジングがこの日記のメインコンテンツに成り上がってやがるのが気に入らないので内燃機関ノートを多少むりやりに更新したという事情がある。といっても、前々から気になっていた事例について書いたのでこじつけで書いたわけではない。


ちょっと気になったことがあったからといって、それだけでつらつら書き連ねられるほどのことは考えないので、その都度なにかを書いたりしない。しかし、そうすると書かないままに個々の気付きは忘れ果ててしまう危険がある*1。ある程度、まとまりはなくとも覚え書き的に書き記したり、メモを残しておくことは必要かもしれない。しかし、いつまとめるか決まっていないのに「メモをとる」というのが僕はあまり好きではない。メモをとることで満足してしまうのではないかと思えてしまう。あとで振り返るというのが僕は苦手なのかもしれない。


僕は、フィールドで気付くことも好きだし、書きながら気付くことも好きだと思う。しかし、書いたものを読み直しながら気付くというのは、嫌いというか苦手だ。データを読み直したり、データを読み込んだりというやり方を自分の中に開発しなければならない。

*1:「危険」という以上、記録をとるべきだという意識はあるわけだ。