今日はちゃんと書いてみよう。
昨日、16時過ぎに社長から携帯に電話がかかってくる。23日入ることは決まっていた。その確認の電話だろうか、いやでもわざわざなあ、といぶかしく思いながら出たら、明日(今日)入れないかという話だった。
今日の人員は社長と主任、学部3回生のハマヤラくん。
8時半に会社に到着。社長は寝癖頭だった。昨日は遅くまで飲みに行っていたのだろうか。
今日の仕事は引越し、引越しのあと、別件で生野にリサイクル品を引き取りに行く。引越しは「文化(住宅)の1階から文化の1階」だと社長から説明を受ける。9時までコーヒーを飲んで時間をつぶす。社長と主任は放っとくと釣りの話を始める。
現場は車で5分程度の会社の近所で、普通の軽トラと幌の軽トラの2台で行く。
引越し先は一本向こうの路地沿い。2階建ての文化で、ワンフロア(というのだろうか?)に5戸ある。2階の端っこの部屋から出火し、この文化全体が焼けてしまったり、煤を被ってしまっりしたため引っ越すらしい。出火元の対角線で、離れているにも関わらず家具や衣装ケースが煤だらけになっていた。
台所から2間が縦に伸びている一般的な文化住宅。入って左手に持っていく荷物、右手に処分する荷物と分けられていた。処分品もやるのかと思ったらそれは請け負っていないらしい。
依頼主のおじいさんは病院に入院中。現場に来ていたおじさんは血縁者ではないようだった。病院でたまたま知り合った?「ボランティアや」と言っていた。
幌に荷物を詰め込み、普通の軽トラにタンスや水屋の箱モノを積む。3回運んだ。煤だらけなので部屋に入れる前にマジックリンを吹きかけてタオルでぬぐっていく。「運ぶ時間よりぬぐっている時間の方が長いわ」と主任が笑っていた。
引き出しのふちをガシガシ拭いていたら、貼り付けてあるプラスチックがペリッとはがれかけた。同時に社長の舌打ちが聞こえた。依頼主さんの血縁者なのか、「ボランティア」のおじさんの関係者なのか分からないが、おばさんが側にいたからだろう。やっちゃったと思ったが気にしないようにする。
金庫があった。金庫も煤を拭ったあとだったので水気を帯びていた。「滑るから気をつけて」という社長と2人で室内に運ぶ。床に降ろす時に手が滑って数センチ落下させてしまった。あちゃーと思ったのだが社長は「ほらね」と軽く言っただけだった。
昼過ぎまでかかった。タンス類が5本くらいあったのかなあ。衣装ケースが10個くらいあって、パイプ棚が2つ。パイプ棚は隙間が多い分煤が入り込んでいてやっかいだった。
会社の近くのいつものそば屋で昼食を取る。
午後のリサイクル品引き取りは現場に2時ということで、少し時間があったので事務所で休む。
明日は同じ現場の片づけをやるらしい。現場が路地の奥の奥なので、車輪2つに鉄パイプがくっついた台車(?)を2つ、倉庫で積んで行く。倉庫には社長が処分品の中から選りすぐって溜め込んだものがたくさんある。
タンスの前にタンスが見えないくらいの荷物が詰まれているという話だったのだが、親族の方が片付けたようだった。冷蔵庫、洗濯機、テレビを難なく出すことが出来た。14時に電気屋さんがやってきてエアコンを外す。まだ新しいエアコンなので電気屋さんが持って帰るらしい。室内機、室外機ともに電気屋さんが運び出した。室外機はそれはそれは重いものなので、運ばずに済んでうれしかった。それはそれは重いものなので運ばずに済んでうれしい。
今日の仕事は15時くらいに終わるということだったのだが、終わったのは15時を少し回っていたように思う。会社に戻り、日当をもらったのは16時過ぎ。日当は7,000円だった。むう、しみったれ、と思った。
日当は時給計算でも日割り計算でもない。午前中で終わった場合は一律5,000円。午後は1時間ごとにプラス1,000円、だと思うのだが、単純に1,000円/hではない。何故か少ない時もある。しかし、1,000円/hというルールが明文化されているわけではない。今日の午後の仕事はリサイクル品回収という「ついでにやっとけ」的な仕事だったからかなあ、とは思う。
明日は6人でやるらしい。しかし、既に述べたように、親族の方がある程度片付けていた上に、今日、電気屋さんが来る前、電気屋さんが作業している間にある程度箱詰めしてしまったので、6人いなくても午前中で終わるだろう。明日はしょっちゅう休憩をとりながらのぼちぼち仕事になるかもしれない。プレス車を予約している時間より早く終わっても待ちぼうけるだけなのだから。

むう、やっぱり、端折りながら書いても長くなるし、40分くらいかかるな。うーん、フィールドノートでもないのにこんなに労力かける程のことだろうか。人間は考えたこと感じたこと全てを文字にはできない。書き続けているとシンプルな構造ができあがって、その構造にそって、一般例に逸脱するケースについて記述し、考察するというスタイルに定着するだろうか。
つまらんことを言った。