ひたすらフィールドノートを読む。本当そんだけである。それ以外方法がないということが気楽でもありきつくもある。いやきつい。
自分ではもううんざりするほどわかってるよと思っていたフィールドノートもただ読みつづけるだけで気づきがあり疑問がわくことがあり、あげくのはてにはわれわれ(飯場労働者)が明文化せずとも拠っているフレームがあることに気づいたりもする。
まだまだまだ読みつづける。
***
第一章 問題の設定
1-1 問題の所在
グローバリゼーションの中、労働力の臨時雇用化、非正規雇用化といった形であらわれるジェントリフィケーションが進んでいる。この先、労働者は分断化され、不安定な雇用関係におかれる傾向が強まるだろう。
本研究では不安定な雇用関係の中でも建設業界における日雇い労働市場について扱う。
1-2 先行研究
従来の寄せ場研究では(以下略。一昨日書いたようなこと)
1-3 課題の設定
人夫出し飯場における労働者に選択可能な資源とその行使について、人夫飯場の労働者管理のシステムの詳細についてのミクロな解明を行う。そこから今後の建設日雇い労働市場の展開について予測したい。
第二章 飯場の概要
2-1 就労ルート
2-2 飯場の生活
2-3労働現場
第三章 労働者
3-1 類型
3-2 それぞれの志向
3-3 労働者間に表れる相互行為の構造
第四章 人夫出し
4-1 職員の構成・仕事
4-2 労働者管理のシステム
4-3 労働者との関係
第五章 日雇い労働者がおかれた状況
5-1 労働者の志向と状況
5-2 労働市場の変容にまつわる予測
5-3 残された課題